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SEO対策って?具体的にどんなことやってる?

2024.04.14

こんにちは。SEO担当の中嶋です。
ここ数日、Figmaを使って久しぶりにWebサイトのリデザインをしています。


僕はSEO対策が本職なのですが、「SEOでデザイン?」と思う人もいるかもしれませんね。
実際、コンサルティング提案のみで制作に関する実務は行わないSEOコンサルタントも多いかと思いますが、僕はデザインもコーディングも結構やっちゃいます。
SEO対策といっても意外とその範疇は広いんですね。

実はSEO対策をする上でWebデザインはとても大事な要素なんです。

前回は「SEO対策とはどのようなものか」という観点で、SEO対策のメリットをお伝えしましたが、今回は実際にどの様なことを行っているのかを、簡単に紹介します。


初期段階のSEO設定

SEO対策を大きく分けるとしたら、サイト開設前~サイト開設直後の初期SEO設定とサイト開設後のSEO対策の2つに分類されます。

SEO初期設定では、主にWebサイトの制作段階で集客を狙えるサイトにしていくよう、SEOを意識したサイト構成にしたり内部対策を施していくことになります。

コンサルティングを行っていないWeb制作会社が「SEO対策」と謳っているのは主にこの部分のことを指していたりします。

SEOキーワードの立案・選定

まず一番大事で、初めに決めていくのが、そもそも何のキーワードでSEO対策を行うのかを決める、ということです。

もちろん、予めクライアントさんから希望のキーワードを伺っている場合も多いのですが、基本的にはクライアントさんはSEO対策に対してそこまで詳しくなかったりもします。


なので、プロの目線からそのキーワードが本当に適切なのかどうかを判断し、必要であれば最適なキーワードを提案するということをやっていきます。

例えば、競合サイトの数や規模、ターゲットとのマッチング、集客効果などを総合的に判断して決めていきます。

サイト構成・コンテンツ立案

これは、プロジェクトがサイト制作からスタートする場合になりますが、サイトを新たに作成する場合はサイト構成も決めていきます。

SEO対策に不向きな構成のサイトでSEO対策を行っても、SEO対策が困難なケースも多くあったりするので、出来るだけサイト制作の段階からSEO対策に効果的な構成にしていくことが重要です。

SEO対策に効果的な構成とは

  • SEOキーワードを訴求するページが含まれている
  • SEOキーワードが本文中に一定量含まれている
  • サイト内の内部リンクが適切に設定され回遊性が確保されている

内部対策

SEOキーワードを元に、h1タグやタイトルタグなど、いわゆるソースコードの設定を行っていきます。
この内部対策の設定が、検索順位やクリック率といったアクセスに直結する部分になってくるので、非常に重要な設定です。


この設定が適切に出来ていないと、中々検索順位が伸びなかったりするので、SEO対策の肝の部分と言えるでしょう。

解析設定

アクセス状況の確認や順位の確認をするための解析関係のツールも導入していきます。


解析ツールを導入していくことで、後々様々な改善施策に繋げていくことが出来るようになります。


例えば、検索順位が伸びていないキーワードを見つけ、そこから改善策に繋げたり、アクセスが集まっているページにCTAを設置することでコンバージョンを促進するなどですね。

解析関係は人によってスキル格差が大きく、アクセスの大小など基本的な指標しか見れない人もいれば、解析結果から課題を発見したりロジックを組み立てて仮説立て出来る人もいたりと、様々です。

解析に関しては、出来るだけ知見が十分にある人に見てもらうと良いでしょう。

サイト開設後のSEO対策

ここからは、前項で紹介した内部対策などが一通り完了した状態のサイトに対して行っていくSEO対策です。

記事作成などコンテンツ制作

まず基本となってくるのがコンテンツです。

その多くは新着情報・事例紹介・コラム(ブログ)記事といった、記事の作成を用いたコンテンツSEO、ロングテールSEOと呼ばれるものになってきます。

基本的に、SEO対策をする上でページ数と更新頻度というのはとても重要な要素です。
以前勤めていたSEO会社では「更新をちゃんとしないと順位が上がらない」とクライアントさんに口を酸っぱくして良く伝えていました。

当サイトでも、「横浜市 SEO対策」などのキーワードでSEO対策を行っているのですが、やはり更新頻度が検索順位に顕著に現れています。
記事を更新するたびに順位が上がってきていて、1月末にサイトを開設してから現在で10位まで伸びて来ています。
逆に更新が滞っていた時期には順位が伸び悩んだり低下したりもしていました。

それほど、更新をしてページ数を増やすということは検索順位に直結するんですね。
(勿論、内部対策などを十分に行っていることが前提です)

ただ、多くのクライアントさんは当然ながらWebのことに詳しくないケースも多かったりするので、ライティングが上手に出来なかったりもします。
そのため、我々のようなSEOコンサルがより良くなるようにテコ入れしたり、指南をしていくわけですね。

記事以外にも、コンテンツと呼ばれるものは無数にあります。
例えば、トップページなどはSEO上とても重要になってくるページですが、そこにどの様なコンテンツを含めるのかで検索順位が大きく変わってきます。

冒頭にもお伝えしたように、コンテンツを掲載する上でデザインは無視出来ないので、場合によってはデザインの必要性なども出てくるというわけですね。

課題抽出と立案

記事更新などでコンテンツを増やしていくと、その中でもSEO効果や集客に効果が出ているものとそうでないものが出てきます。

それらに対して、Google AnalyticsやSearch Consoleなどを用いて分析を行うことで、検索順位が伸びない要因を特定したり、それに対する立案と施策を進めることで、検索順位や集客を伸ばしていくわけですね。

多くの場合、SEO上の課題というのは「コンテンツ内にキーワードが不足している」「競合の規模が大きすぎる」「更新頻度が低い」「文章量が少なすぎる」「他所で書かれている内容と似たり寄ったり」のいずれかになります。

それらに対して、具体的に何をしていくべきかを決定づけるというのが、SEO対策を進めていく上では非常に重要となってきます。

まとめ

以上が、SEO対策の内容の大枠です。
今回は非エンジニア向けに書いているので、少し概念的な感じですが、実際はもうちょっとテクニカルだったりもします。

なんとなくでもSEO対策のイメージを掴んでもらえたら幸いです。

中嶋 瑛

この記事を書いた人

ウェブ解析士 中嶋 瑛