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プロモーション施策としてのSEO対策 3つのメリット

2024.03.17
コラム

こんにちは。SEOを担当している中嶋です。
少しずつ暖かくなってきましたね。

ちょうど新生活が始まる時期ですが、業界によっては繁忙期にもあたる時期です。
皆様、売上拡大のアプローチは十分にされているでしょうか?

さて、少し前に、ブランド戦略に携わっている人から「SEO対策ってどういうものなのかを教えて欲しい」と頼まれていたので、今日はちょっとSEO対策の概要について簡単な講習を行ってきました。

かれこれ10年ちょっとSEO対策をやってきていますが、これまでに何度も「SEO対策って何をやってるのかイマイチよく分からない」とクライアントさんであったり多職種の方から質問を受けてきました。
人によってはやはりイメージしづらいのかもしれませんね。
これまでに説明をしてきた回数は数え切れません。

さて、そんなわけで、今日はSEO対策とはどのようなものか、といった観点で、今回はメリットの部分について解説をしたいと思います。

SEO対策にはメリット・デメリットがそれぞれある

まず初めに、SEO対策にはメリットとデメリットがあるということを認識しましょう。


これは、SEO対策だけに限った話ではなく、Webプロモーション全般もそうですし、極端な話を言えば、あらゆる選択にメリットとデメリットは存在します。

例えば、高収入求人は高収入というメリットに対して、それ相応のハードワークや知識・スキル(学習コスト)がデメリットにあたります。

物事には必ずメリットとデメリットが存在します。
私達はそれらを天秤にかけ、可能な限り最適な選択を取ることがより良い結果をもたらします

マーケティングに関しても同様です。
テレビCMに関しては多数のターゲットに対して訴求が出来る・認知度拡大に効果的というメリットがある一方で、広告コストが非常に高い・テレビを見ない層には訴求出来ないといったデメリットがあります。

同じように、SEO対策に関してもやはりメリットとデメリットが存在します。
SEO対策はとても優れた集客施策ではありますが、まずはメリットとデメリットをそれぞれ正しく認識しましょう。

本記事では、まずはメリットについて解説します。

SEO対策の3つのメリット

SEO対策のメリットには次のようなものがあります。

  • ローコストで費用対効果が高い
  • 集客効果が高い
  • 購買意欲の高い相手に訴求が出来る

詳しくみていきましょう。

ローコストで費用対効果が高い

SEO対策は、Webプロモーション施策の中でも破格のローコストとコストパフォーマンスを誇ります。
これがSEO対策が持て囃される最大の理由の一つですね。

例えば、リスティング広告やディスプレイ広告の外部委託といった場合は、最低出稿金額が大抵の場合設けられており、最低出稿金額はおおよそ30万円のケースが多いかと思います。
そして、そこから更に20%前後の手数料が差し引かれます。

そのため、リスティング広告やディスプレイ広告でそれなりの成果を出すには月額100万以上、年間1000万以上のコストをかけることになってしまうのが実情です。
そして、競合となる相手は数億の予算を投じている場合もあり、それらの企業と広告コストの大小で戦うことになります。
もちろん、ある程度広告コストを抑えることは出来るのですが、その分だけ広告の露出機会が減るので広告効果も減ってしまいます。

一方で、SEO対策を委託する歳の費用は、サービス内容によって多少の振れ幅はありますが、概ね月額1万円~50万円ほどの価格帯です。
アベレージととしては月額10万円といったところでしょうか。

これは、Webプロモーションとしては破格の安さです。
前述の通り、リスティング広告等では基本的に資金力で戦うことになりますが、SEO対策はコンテンツ力で勝負をするので、これ以上の費用が発生することはありません。

更に、後述しますが、SEO対策は既に購買意欲が高まっている相手に対して訴求を行えるという性質があるため、売上が立ちやすい。

売上といっても業種や取り扱う商材によって変わる部分も大きいと思いますが、あくまで参考に、現在自分が携わっている案件では、広告なし・SEO対策のみで月額2000万円ほどの売上が出ています。
広告費として非常にローコストであるにも関わらず、高いコストパフォーマンス・利益率ということがお分かりいただけるのではないでしょうか。

集客効果が高い

SEO対策というWebプロモーション施策は、基本的にはコンテンツの展開、つまり記事やページの追加を継続的に行っていくことになります。

ページを増やせば増やすほど、それらがひとつひとつアクセスを増やすことが出来るようになっていきます。

例えば、Aというページが100のユーザーを獲得し、Bというページが500のユーザーを獲得、Cというページが200のユーザーを・・・といった具合に、ページが増えれば増えるだけ集客を行えます
少し技術的な表現をすると、「ロングテールSEO」「コンテンツSEO」などと呼ばれるアプローチですね。

当然、市場ニーズの大小に左右されるため、アクセスが無尽蔵に増えるというようなことはないのですが、市場ニーズに対して高効率で刈り取りを行うことが出来るのも、SEO対策のメリットのひとつです。

購買意欲の高い相手に訴求が出来る

SEO対策というのは、GoogleやYahooといった検索エンジンを媒体としていて、それらがマーケットとなります。

検索エンジンの特性上、ユーザーは必ずニーズを達成するために検索を行っています。
そのニーズとは、「情報が得たい」「目的の商品を購入したい」「サービスを得たい」などが挙げられます。

みなさんも、何か欲しいものがある時、サービスを受けたい時などに検索をして、そのまま購入や申込みをしたことがあることでしょう。

この様に、検索から訪れるユーザーというのは、検索をしている時点で既に購買意欲が高まっている場合が多くあります。
テレビCMなどは購買意欲がない相手に対しても不特定多数に訴求しているので、それと比べると購買意欲の高い相手に訴求出来るというのは非常に効率の良いアプローチです。

まとめ

最近はAI方面の進化が目覚ましく、「AIの進化でSEO対策はいらなくなるんじゃないか?」なんて話も時々聞きますが、ChatGPTなど良く使う人であれば、その限界も理解しているはずです。
検索をしなくて済むなんてことは当面ありえません。

そして、今現在がSEO対策が不要な時代ではないという現実がある以上、SEO対策は今現在最も有効なWebプロモーション施策の一つなのは間違いありません。

ローコストで費用対効果の高いアプローチとして、ぜひ、SEO対策を積極的に取り入れてみてくださいね。

中嶋 瑛

この記事を書いた人

ウェブ解析士 中嶋 瑛